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読書体験記事 小島慶三・著「江戸の産業ルネッサンス」

公開日: : 読書体験記事

 こんにちは、佐久本庸介です。
 今回から読書体験記事を書かせていただきます。よろしくお願いします。
 では、これから小島慶三・著「江戸の産業ルネッサンス」という本について紹介させていたきます。
 日本は鎖国から開国の際に、滅茶苦茶苦労をして急速に体制が変わったため、江戸時代にあまりいい印象を持たない傾向が強かったようです。当時の海外でも、モンテスキューなんかは非人道的な圧政であると厳しく非難しています。
 しかしその江戸が、当時世界としては最大の都市だったというのが定説になっています。
 滝のようだと言われていた川や氾濫地の開拓によってできた水田は、生産力をみるみる上げていきました。幕末の頃の米生産量は、太閤検地の頃と比べて2.2倍にまで上がっているとか。
 その経済面の発展は、江戸時代の文化振興に大きく貢献しました。
 井原西鶴や平賀源内のような天才が生まれたのも江戸時代。室町期に比べて文化人の数は綺羅星の如くではないでしょうか。
 鎖国といってもオランダや中国の人は来訪していたわけで、むしろ管理貿易といったカラーが強かったといえます。そのため、彼らにより日本人の研究は行われていました。
 たとえば有名なシーボルトは、日本の鎖国に対する最大の理解者でした。日本の文化はヨーロッパとは異質なもので、一つの世界を為している。だから我々の文化を押し付けて、武力で恫喝したり強制してはいけない。国情を変えてはいけない、といったことを語っています。
 鎖国を止めさせるには恫喝しかない、として実際に開国させたペリー等とはまた別の考えがあったのです。
 シーボルトの願いとは裏腹に、日本はその国体を変えていき、急速に近代国家への道を歩み始めました。この時他国の征服を受けなかったのは、幕府軍の動員力の強さや、教育の充実による人材の豊富さが鍵になったのではないでしょうか。そして近代化も豊かな技術力が基礎となり、順調に進んだ要因だったのだと思います。
 維新の成功は何も偶然によるものではなかったかもしれません。
 
 一つ気になったこととして、当時の外国人が「日本人は倹約をするが、時に矢鱈と金を使う」とか「ギャンブルが平然と行われている」と評価していることです。ちょっとした破滅傾向じゃないかと思いました。一番の弱点のような気がします。それだけにギャンブルに関してはネット上でも議論が絶えないのかもしれません。
 雑文失礼いたしました^^

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  • 佐久本庸介と申します! 山梨県からひらきこもりを掲げ、色々なことにチャレンジしていこうと思っています。第一回クランチノベルス新人賞受賞。ディスカヴァートゥエンティワンより青春ロボットドラッグカラーの空という小説を出版しております。皆様どうかよろしくお願いいたします!
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