*

壮行会に行ってきた

公開日: : 大会

アビリンピック全国大会に行くのももう五回目である。昔は壮行会会場まで自転車で通っていたが、今は車で行くようになった。

最初はNPO法人の皆が参加するから、簡単な気持ちで始めてみた。地方大会で偶然優秀賞をとったから茨城の全国大会にも行った。その時は刺激を受けてきただけだったけれど、数年後にパートで一年間働いてみると、いつの間にか全国アビリンピックを目指すようになっていた。小説は書き続けていたけれど、当時はもう作家になれるとは思っていなかった。パートの仕事はいい仕事だったけれど少しも自分に向いていなかった。毎日調子を崩して、辛くて仕方がなくて、そこでアビリンピックが目標になったのだと思う。技術を身につければ、いつかもっと向いている仕事に就けるかもしれない。それが正直な気持ちだった。

仕事は滅茶苦茶辛かったけれど人間関係は悪くなかった。長野県の全国大会に出場するときは有給休暇を取ったが、社長がみんなの前で僕を激励してくれた。社員たちも仕事の合間に声をかけてくれた。自分が勝手に仕事に関係ない事をやっているのに、他の人に褒めてもらえるのはなんだか照れくさかった。全国大会で優勝して、ヘルシンキで開かれる国際大会に行きたい。そんなことができたらいいなと思って仕事から帰った後、毎日勉強に励んだ。結局国際大会には届かなかったけれど、三年目に銅賞が取れた時は嬉しかった。

僕は未だにプロのレベルに及びもつかないし、全く浮世離れした目標だったとも思う。だけどあの時、自分にあった熱量を思い起こすと、今でも少し胸が熱くなる。

今年の全国大会には施設の後輩の金川君が参加する。若くて世慣れしていない彼は壮行会の最中、あからさまに緊張していた。だけど若さに見合った意欲があって、それがなんだか楽しい気分にさせられる。実際大会当日の旗手をやるよう勧めたらしっかり立候補していた。この大会は直接仕事に結びつくようなものではない。だけどそこで競うことで得られるものは色々ある。だから金川君も楽しんでくれるといいなと思った。

関連記事

no image

10月はいろいろあるなあ

今日も支援センターで作業。昼間はマックのドライブスルーを使った。飲み物はいらないから大分安く済む。健

記事を読む

no image

必要な時間

ホームページのコラムつくり 大体一日 ググりまくってプログラムを完成させる時間 希望的観測で五日 デ

記事を読む

  • 佐久本庸介と申します! 山梨県からひらきこもりを掲げ、色々なことにチャレンジしていこうと思っています。第一回クランチノベルス新人賞受賞。ディスカヴァートゥエンティワンより青春ロボットドラッグカラーの空という小説を出版しております。皆様どうかよろしくお願いいたします!
PAGE TOP ↑