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チンギス紀!

公開日: : 小説, 読書

今日は待ちに待ったチンギス紀の発売日。発売日を心待ちにする小説なんて、北方謙三先生のくらいかな。チンギス紀は水滸伝から始まる、大水滸シリーズの続編? 的な小説なのですが。水滸伝は宋の時代を舞台にした物語で、割と滅茶苦茶な話らしいのです。北方先生は大きくアレンジして、胸震える程に熱い漢たちの小説として書かれました。歴史の上で宋は滅亡し、中国は金と南宋という国に分かれます。その両国はさらにチンギスハーンを初代とする、モンゴル帝国に滅ぼされますが、大水滸シリーズはその流れを上手く乗り切って、途方もないスケールの大河小説にしてしまったのです。僕にとって梁山泊の漢たちは、身近に感じられるヒーローですね。童猛とか、項充とか、李英みたいな、大きく目立ちはしないけどこだわりの強い人が好きで、日常生活でたまに彼らのセリフを真似して使うことがあるくらいです。真似したって到底敵う人たちではありませんが、彼らの息遣いを感じると、へなちょこなりにきちんと生きようという気にさせられますね。きちんと生きるとはどういうことなのか、もわかってはいないのですが。

最近、ポメラに水滸伝を写経して、研究的なことをしています。先生の小説は本当に凄い。一点のひっかかりもなければ、出だしを目でなぞっただけでも桁違いの迫力に息を呑み、胸に伝わってくる情景がたまらなく魅力的です。王進や史進や魯智深、林冲が、僕のポメラの中で生きている気がして、写経がこんなに楽しい物になるとは思いませんでした。たとえ死んだ人物であろうとも、最初から読み直せば読み手の中で生き返るものですね。まだ彼らは梁山泊の中にもいません。この先が楽しみだ、と思えます。

チンギス紀1、2巻。さっき買ってきました。早く読みたい、もったいない、という気持ちが混在しています。小説すばるで最初は読んでいるのですが、随分前の話だから、もうほとんどまっさらな状態ですね。

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