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万引き家族

公開日: : 最終更新日:2018/06/16 プライベート, 映画

※ネタバレ注意

仕事終わった後に一睡して、映画館に行って万引き家族を観てきた。観客は爺さん婆さんばかりで気が楽だった。邦画って洋画に比べると自分たちに近い話が描かれているから、上手くはまると引き込まれる感じが全然違う。万引き家族は魅せ方に鮮やかさがあって、綺麗だなあと終始見入っていた。

この映画、万引きを肯定してるんじゃないかって批判されていたけど、あんまり万引きって言葉にこだわっても意味がない。何故なら作中でもっと悪いことをいくらでもしているからだ。そうやって生きることが既成事実になっている、世間のルールから外れて生きる家族の物語だった。世間にはこうあるべきだっていうルールがあるけど、同時に「仕方ない」という言葉で駄目なことを片付けたりもする。その仕方ないの積み重ねでできたのがこの万引き家族だと思うわけだが、同時に世間はそういった逸脱を徹底的に潰そうとする。何が善とか悪とかって話じゃなくて、その歪なシステムがわかりやすく物語として描かれていて凄くよかった。

あんまり広い世界で生きてこなかったから、こういう映画観るといつも思い浮かぶのは父親のエピソードなんだけど、今、考えてもいろいろ間違ってたし愚かなところがあったなあって素直に思う。でもそれも本人にとっては仕方なかったんだよなあ。僕も親父と同じように、誰かしら下の世代に自分のこだわりをボロカスに言われて、へこんだり怒り狂ったりする未来があるかもしれない。そんなんで済むんなら楽な物かね。

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