*

長編小説を完成させる方法?

公開日: : 小説

最近若い小説家志望の方に、長編小説をどうやって完成させているんですか? と聞かれて、ストレートに答えず変化球で回答したのですが、ストレートに答えるならなんと言っていたかな、と少し考えていました。
僕ごときが小説について語ったところで、ろくなことは言えないでしょうが、長編小説の終わらせ方、みたいなピンポイントな話なら少しはできるかもしれません。ちょっと書いてみようと思います。

まず長い小説を書くことですが、これは単に毎日少しずつ同じ小説を書き続けていけば、たとえば毎日500文字でも書き続ければ、1年もすれば滅茶苦茶長い小説になりますよね。いつまでも完成しない小説を書き続ける初心者の方の話もよく聞きますし、あまり上手い下手は関係ような気がします。出来にこだわらなければ、長い小説を書くことは難しいことではないです。出来にこだわるから書けないのでしょうが、出来にこだわるベクトルがある以上、書き続ける体験をしているうちに、だんだんよくなっていくのではないでしょうか。

そうなると終わらせ方の問題になりますが、これも技術が必要なのではなくて、小説の中で「創りたい」シーンを盛り込んでいった末に、尻切れトンボでもいいから自分なりに、こうだ、っていう答えを書くものではないかと思います。世の中に小説のメソッドというものはたくさんありますが、別に使ってもいいと思います。自分に合うものを見つけて、やってみることで、小説を書くという体験ができるので、いい起爆剤になるかもしれません。ただ、やはり創りたい気持ちがなければなんの意味もないので、メソッドは真っ先に捨てるような軽いもの、くらいに思っていればいいです。

これだけわかりにくい観念論になるのだから、ストレートに答えなくてよかったです。なんとなくまとめると、長編を終わらせることに必要なのは。
1、創りたい、という気持ちで創ったものを、小説の中に盛り込む。(これこそが小説の核。自分にとって面白いと思うからこそ、続ける気にも、終わらせる気にもなる)
2、同じ量を書き続けると、長い小説も書きやすい。(たとえ習慣が途切れても、また再開すればいいです)
3、終わらせるときは自分のルールで。(その作品のことを自分が一番知っているわけですからね、きっかり決めてあげましょう)
って感じでしょうか。

強気の文面で書きましたが、実際のところ自分の見識に基づいた無責任な文章なので、正解ではないです。ブログ読者の方がなんとなく面白がっていただけたら幸いです~。

関連記事

no image

日常に戻り

診察は混むと聞かされていてビビっていたけれど、ほとんどガラガラですぐに呼ばれた。マイペースが崩れると

記事を読む

no image

村上春樹との対話

村上春樹のエッセイにはまりきっていて、読者とのQ&Aをまとめた書籍の完全版を、Kindleで買ってし

記事を読む

  • 佐久本庸介と申します! 山梨県からひらきこもりを掲げ、色々なことにチャレンジしていこうと思っています。第一回クランチノベルス新人賞受賞。ディスカヴァートゥエンティワンより青春ロボットドラッグカラーの空という小説を出版しております。皆様どうかよろしくお願いいたします!
PAGE TOP ↑