研究所

2019年8月13日

所長が生きてきた中で研究したことを次々発表してまいります。

アビリンピック

このサイトで長らく語られている障碍者が仕事の技能を競う大会。僕は過去に銀賞まで取ったことがあり、金賞を目指して頑張ってはいるが、実際のところ最初に掲げた目標はとっくに達成してしまっている。
最初はなにか賞が取れればいいと思っていた。きつい仕事が嫌で、なんとかそこから抜け出そうと勉強をした。それが今は仕事で役に立っているわけで、最早、大会に執着する理由は個人的な思い入れだけである。
自分がやってきたことに区切りをつけたい。アビリンピックは深刻なレベルで中だるみのある退屈な要素の多い大会だが、競技を行う三時間は誇りに思えるくらい満ち溢れているのだった。

結論:2019年愛知大会。選手の方、共に頑張りましょう!

蛙の画像

小学校で虐められて帰る途中、土の山に向かって跳ねている蛙を見つけた。僕は土をぶつけてその蛙のことを殺してしまった。殺した直後に後悔し、思い出すたびに暗い気持ちになった。
弱いものがさらに弱いものを虐げる、最低の行為であった。ある日、僕はそのことを小説に書いた。すると蛙のことを思いだして暗くなることがなくなった。蛙の無念が、あの小説に吸収されたのだろうか。
僕は取り返しのつかないことをしてしまった。あの蛙を殺してしまったことが、自分の倫理観を支えている。

結論:終わりを蛙に押し付けて、という小説です。あとでこのサイトにも公開しておきます。

56プロット

佐久本庸介はクランチマガジンという2014年当時盛り上がっていたサイトの文学賞で、長編小説を書く必要に迫られていた。ノミネートしてみたのはいいものの、まともなレベルの長編小説など一度も書いたことがなかった。
あの時は必死だったので、どうにかしようかとにかく考えた。それでシナリオの教本を自分なりに解釈して、1行ずつシーンの内容を書いた文を56行書いて、その内容を追って最後まで小説を書く、というやり方を試してみた。そしたらなんと原稿用紙300枚以上の小説が書けてしまったのだ。ある雑誌のインタビューでは、56プロットで書いていますと言ったのを紹介されてしまった。しかしながら事前に全部シーンを書いておくということは、後から方向転換する余裕がギチギチに狭くなる。自分の作ったプロットで発想を押さえつけることにもなる。そもそも小説というのはそんな設計図通り書いてできましたと言っていいものだろうか。使っていた自分でもよくわからないが、もうこの56プロットは使っていない。

2019/7/25追記。プロットというのは物語を創り出すためのものではなく、イメージした物語に整合性を持たせるための物、という認識で今はいる。

空手

佐久本庸介はガリガリのもやし体形で、太ったところで贅肉体形にしかならず、腕力の強い老若男女に虐められて散々な目にあってきた。ついに精神を病んだ。
一念発起した佐久本は奴らにいいようにされないためにはどうすればいいか考えた。強くなるしかない。強くなるには空手をやろう。当時428というゲームで空手で滅茶苦茶強くなったキャラクターが出てきたのもあって、佐久本は極真空手に入門した。
しかし佐久本は基礎訓練からしてついていけなかった。突き、受けの練習あたりになると、目が回っていた。激しい動きについていけるほど、佐久本の体調は回復していなかったのだ。
しまいには活きの良い高校生と組み手をしたところ、もろに蹴りが顔面に当たって転倒した。顔に痕がついたが、時と共に消える怪我だったのは幸いである。
その後も佐久本は強くなることはなく、苦痛と共に一年が過ぎ、極真空手を退会した。

結論:精神障害者は無理が利かない。

5行日記

スマートノートという技術を扱っている本で紹介されていた5行日記。これに限らず、なにか書き残すと言うことは一日の整理になり、嫌なことがあっても書いてしまえば案外書いた文章に思いが吸収され、緩和されることがある。
しかしながら、もしかしたら悔しい思いを胸に押し込んで、感じ続けていた方がいいのかもしれない。そうやって得られる思いもあるからだ。ただ、それができるほどみんな強くはないので、あんまり苦しかったら試してみるといいかもしれない。実際この程度なら大した負担じゃないので、ちょっと頑張れば続けられる。

結論:はないが、書くことは大事。

家計簿

佐久本庸介は低賃金労働者だが、それ故に出ていく金の管理はしっかりしなければならない。金はじゃんじゃん使った方がいいと成功者たちが語っていて本まで出ているが、浮世離れしてはいても、そういう生き方は無理だと思っている。
最初パソコンに入っているエクセルでSUMIF関数とか使ってテンプレートを作って管理していたが、よく考えればGoogleスプレッドシートの方がクラウドになっていてスマホでも便利じゃないか! と気づいて切り替えた。切り替えてみると意外とスマホで入力する機会は少ないのだが、クラウドになっていた方が明らかに便利なので、2019年の初めからほぼ抜けなく続けている。出費と収入を見比べて、今後の見通しも立ってきた。
しかしながら引っ越した月の出費の巨大さには顔が青くなる思いである。

結論:スプレッドシートは便利。

Posted by yosukesakumoto